転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。
皆さんは、40代からの転職が失敗しないために狙うべきポストはどこだかお分かりでしょうか?
増員要員でしょうか?退職者の代わりでしょうか?
ずばり、その答えは管理職です。
40代の転職で求められる階級は、能力面や年収面から見ても、管理職であることがほとんどです。
しかし「 管理職 」が求められるケースはそんなにあるのか?と疑問に思う人も多いと考えます。
実際、40代以上の労働者に占める(狭義の意味の)管理職割合は10%足らずです。
ここで企業が管理職を外部から求めざるを得ない事情について、典型的なパターンを紹介していきます。
40代の転職者が狙うべきポストは団塊の世代の後任
直接郵送応募で転職に成功するパターンの1つが「 団塊の世代 」の退職によって生じるポストを狙っての応募です。
既に、他世代に比べ圧倒的に人数の多い「 団塊の世代 」が2007年に60歳定年を迎え大量の退職者を発生させたことにより起こり得た様々な問題としての2012年問題は過ぎてしまいましたが、まだまだチャンスは残っていると私は考えています。
企業内では年功序列で管理職についている人たちのポジションが空き、若手にも出世の可能性があるかもしれません。
大企業を例にしてみていくと、部長が定年退職していなくなれば、社内の誰かがそのポジションを担うことになります。今の課長が部長になれば課長のポジションが空き、係長が課長になれば係長のポジションが空くというような連鎖が起こります。
しかし、資金的に余裕のない中小企業を例にとってみると、もともと部長や課長のポストは「 団塊の世代 」の社員のみという企業や、若手を全く育てていないというケースがほとんどなのが実情です。
また一番深刻なのは、これまで企業を支えてきた「 団塊の世代 」社員が一気に退職することで、技術を継承していけないという問題も生じています。
技術の継承がなされていないため、技術が中途半端な状態になり、先行きを不安に感じる社員も出始めています。
こうした企業に対して直接「 管理職をやらせてください 」と申し込んできたらどうでしょうか?
ここでの大きなポイントは
「 管理職を一度も経験していなくとも、管理職に応募する 」
ということです。
40代の転職者は管理職経験がなくても積極的に応募せよ
直接郵送応募の書類には必ず管理職を希望する旨を書くようにします。
そして、自分の実績や能力、人物の魅力を十分にアピールする書類も添付していきます。管理職候補として、それを読んだ採用担当者が一度会いたいと考えてくれる可能性は大です。
40代からの転職が失敗に終わる前に、正しい戦略と方法を学んでみませんか?
2012年問題は過ぎ去りましたが、まだまだ定年退職者のポストは空いています。
試しに直接郵送で管理職に応募してみてはどうですか?
あっという間に内定が出てしまうケースもありますよ。
騙されたと思ってチャレンジしてみてください。