40代からの転職に失敗しないための転職術

40代が転職に失敗する典型的な特徴を教えます。転職が失敗して絶望している中高年の多くが、転職市場の背景を学ばずに行動を開始してしまっています。人材紹介会社に断られないためには?ハローワークの有効な活用法とは?40代の履歴書はどのように書けばよいのか?自己PRできるネタがない場合はどうすればよいのか?等具体的に説明しています。

40代からの転職が失敗しないための応募書類作成術

f:id:omega323:20171125175208j:plain

転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。

 

40代転職者の方は、自己アピールすることなんて何もないと悩んだ経験はありませんか?私もかつて何をアピールしたらよいのか分からなかった時期がありました。

 

しかし、自己アピールなしで40代からの転職で成功を収めることはできないと考えてください。 

 

直接郵送応募で面接にたどり着くには書類が決め手となるので、一ひねりしなければなりません。

 

直接郵送応募は、他の就職本や転職エージェントが勧めている方法とコンセプトそのものが違います。

 

一般的な方法ではこれまでの経験をもとに自分の強みをアピールすることが鉄板だとされています。転職エージェントが推奨しているのが自分の経験をまず棚卸することではないでしょうか?

 

そして、この中で強みと言えるポイントを探して、求人企業にアピールする、これがトレンドであり一般的な考え方になっています。

 

40代転職では企業が欲しい人材であることがポイント

しかし、直接郵送応募では

 

求人企業が欲しい人材であることをアピールすることに重きをおくべきと私は考えています。

自分の過去の経験を述べただけでは、20代・30代や40代の転職者などのライバルにはなかなか勝てません。

それよりも相手の立場を考え、必要とされているニーズを汲んだうえで、自分には何ができるかをアピールするほうが効率的です。

自分のこれまでの経験を採用側の視点に立って解釈しなおし、それを採用側に貢献できる根拠として上手く伝えられればよいのです。

 

直接応募活動を行ううえでのポイントは次の2点です。

 

まずは前述したとおり、応募方法を完全無視して郵送することです。

これは開拓応募と呼ばれるもので、ライバルのいない無敵な状態を作り出せる効果があります。

 

もうひとつは、直接郵送応募のコンセプトに則った応募書類をつくることです。

 

40代転職者は他の候補者と差別化する書類作成が必須

その際には必ず採用側が欲しい人材であることをアピールする必要があるため、履歴書とは別に自己PR文を単独で作成することが特徴です。

 

応募書類の主な構成は以下の通りです。

1.送付状

2.履歴書

3.職務経歴書

4.自己PR文

 

作成は基本的にEXCELかWORDで作成し、A4用紙にまとめるのが一般的です。

それらをクリアファイルにまとめ封筒の中に封入していきます。

その際、送付状から読んでもらえるように各書類の順番を整えておくのが重要なポイントになります。

 

1.送付状

添え状とも呼ばれている送付状を入れるのは、ビジネスマンとして企業に書類を送るときの礼儀です。

一般的なトレンドとして、送付状に簡単な自己PRの内容を記すよう指導しているところもあるようですが、その効果は甚だ疑問に感じます。

 

なぜかと言いますと、封筒と送付状は開封直後に捨てられてしまう可能性が高いからなのです。あえて捨てられてしまう書類に重要な内容を記すのは得策ではないと考えているからです。

 

とはいえ、直接郵送応募の送付状には大事なポイントがあります。

 

それは「 御社の求人情報をどこの転職サイト見つけた 」と記すると共に

「 管理職として応募したい 」と明記しておくことの2つです。

 

40代からの転職が失敗に終わる前に、正しい戦略と方法論を学んでみませんか?

転職成功への近道は、求人側とあなたとの間に共感を生み出すことです。

失敗談から始め、いかにしてその障害を乗り越えたのか?

どういう気づきがあったのか?

そういうところに、人は感動して共感するのです。