転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。
いくら書類を応募しても、書類選考が進まず絶望したことはありませんか?
かつて私も、いくら書類を郵送してもお祈り文と共に返送されてきて凹んだ時期がありました。しかし、ある書類をつけるようになってからは書類選考透過率が格段に上がっていきました。今日はそんな自己PR文についてお話します。
直接郵送応募の場合、採用担当者が応募書類の送付状を見て
「 この求職者は、募集もしていない総務の管理職に応募している!! 」と衝撃を受けた直後に目にすることになるのが、この自己PR文です。
40代の転職において自己PR文は単独で作成すべし
一般的に、自己PR文を添付することは推奨されていないのが現状です。
私も複数の人材紹介会社で
「 自己PR文 」を応募書類のひとつとすることなんてあり得ない!
とお叱りを受けたことがあります。
しかし、繰り返しになりますがあえて一般的な方法とは少しズラして行動することにより、ライバルがいない状態を作り出すことができ、他の大多数の応募者とは別枠での応募が可能になります。
人材紹介会社経由では使うことができない、この自己PR文の威力とはいかなるものでしょうか?
その破壊力のひとつとして、採用の最終決定権を持つ人へショートカットして割り込めることです。
直接郵送応募で、募集もしていない管理職に応募してきた場合、窓口の担当者の取る行動はひとつだけになります。
「 上司に相談する 」
ことです。上司に相談したうえで、お見送りにするか、対応そのものを上司に投げてしまうか、確実にこのどちらかの行動パターンをとることになります。
結果的に人事部長のもとへ応募書類が渡り
募集はしていないがいい人材がいれば採用をするという潜在的求人への扉が開かれることになるのです。
管理職に応募するのではない場合でも、自己PR文があれば確実に、書類上で他の応募者に大きな差をつけることができるのです。
特に指定がない限り、自己PR文を添付する応募者は多くはありません。
自己PR文を添付すると面接通過率が格段に上昇する
実際、私も人材紹介会社経由以外での応募には全て自己PR文を添付しました。
結果的に、書類選考透過率はかなりの高確率でした。
最終的に入社を決めた企業の人事担当者からは
「 こんな書類(自己PR文)を付けてきたのは君が初めてだ。結論から言って比較になる対象は誰もいなかった 」と後日言われたことがありました。
私の転職支援の経験上、自己PR文を添付し、内容が相手の利にピタリと叶った場合、確実に上位1位か2位に食い込めます。
しかも、履歴書の欄にある、いわゆる一般的な自己PR文は、従来通り自分の強みを記載するパターンであり、採用側が欲しい人材像に結びついていないのが現状です。
直接郵送応募に使用する自己PR文は、相手の利を説くことをコンセプトにしているので、書類選考で有利に働くのです。
これがもうひとつの破壊力なのです。
40代からの転職で失敗して絶望する前に、正しい戦略と方法論を学んでみませんか?
自己PR文や企画書、作品などは書類選考通過へのショートカットですよ。騙されたと思って試してみてください。