40代からの転職に失敗しないための転職術

40代が転職に失敗する典型的な特徴を教えます。転職が失敗して絶望している中高年の多くが、転職市場の背景を学ばずに行動を開始してしまっています。人材紹介会社に断られないためには?ハローワークの有効な活用法とは?40代の履歴書はどのように書けばよいのか?自己PRできるネタがない場合はどうすればよいのか?等具体的に説明しています。

40代からの転職が失敗しないための応募書類作成術 その3

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転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。

 

昨日に引き続き応募書類の作成術を説明していきます。

 

40代転職は未来のことも共感を利用してアピールすべし

3-2.概要

概要には自分がどんな人間なのかを端的に記述します。

決して経験やスキルの羅列で終わらないように気をつけてください。

 

できれば5行前後で、次に記載する職務経歴の要約を記述していくのが良いと考えますが、職務履歴が過去のことだけを記述するのに対して、概要には未来のことも盛り込んでおけるので他の応募者との差別化が図れます。

 

私が実際に使った決め台詞は

 

「 〇〇ができる管理職を目指しています 」

 

〇〇には、総務系であれば社会保険手続や給与計算などの文言を入れられます。

 

 

40代転職では職務履歴の見せ方に気を付けろ

3-3.職務履歴

職務履歴は応募先や職務によって使い分けが必要となってきます。

単に全経歴を網羅して記述するのではなく、自分の希望する職種に合わせた経歴のポイントをわかってもらえるように編集するというイメージを持つことが必要となってきます。

 

一般的に編集の仕方には次の3通りがあります。

新しい職歴からまとめる(逆時系列)

時系列にまとめる

職種別にまとめる

 

採用側の立場からしてみると、新しい職歴からまとめるのがスタンダードです。書類の最初のほうがイメージ的に強く、あとになるほど弱くなっていくと考えるべきです。

 

しかし、希望する職種の経験が直近ではなく過去に経験した職種である場合は、時系列でまとめることになります。

 

さらに、希望の職種の経験が全くない場合はどうしたらいいと思いますか?

 

この場合は、その職種に求められる要素が何か考え、過去の経験職種の中から共通するものを洗い出していくのが良いと考えます。

全くないとおっしゃる方が多いですが、何らかの共通点は必ずあります。それを絞り出して記述していきます。

 

順番と共に重要なのがボリュームです。最もアピールしたい経歴は行数を多めに、希望の職種と関係ない経歴は行数を少なくする必要があります。

 

全体を通して採用側に伝えるべきメッセージは自分自身の強みではなく、採用側のメリットを考え、それに関連する経歴を示すものとして職務経歴を位置づけてください。

 

40代転職では免許資格欄にも気を配るべし

 3-4.免許・資格

免許・資格は履歴書と違い分量を自由に変更できるため、さらに多くの免許・資格を記載できます。面接時の話題のきっかけになることを念頭に置き、幅広い内容を盛り込むと良い結果が出ると考えます。

 

一般的には簿記や英検などは2級からと言われていますが、中検などのマイナーな資格は3級や4級でも書けば、何故取得したのか?仕事しながらの勉強法は具体的にどういうものか?等必ず話題に上がるので、私はあえて記載するように心がけていました。

 

自分の得意な分野が話題に上がると、いくらでも話せるでしょ?