転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。
人手不足が叫ばれる昨今、子育て等で現場を退いた30代・40代女性の現場への復帰が話題となっていますよね?
結婚後ブランク期間があり、再就職する意思のある40代からの女性に対して、採用担当者は、求める実務能力があり、労働条件に対応できる人材かどうかをチェックしています。
結婚していて子供がいたとしても、本来採否に影響するものではありませんが、採用担当者は、そのことが原因で業務に支障が出るか否かについて重視しているのです。
40代女性の転職は家庭の問題がクリアできていて当然
40代女性の再就職するにあたり、子供や家庭の問題が当然クリアできていることが大前提になってきます。
子供がいる場合は、家庭での理解を既に得ており、突然の子供の病気やケガでも周囲に協力者があるので業務に支障をきたすことはないとキッチリ伝えることが重要になってきます。
結婚前の職務経歴が応募先で生かせるものであれば、積極的にアピールすることは当然ですが、できればブランク期間も何らかの仕事に従事していたという事実のアピールを是非にとも検討してみてはいかがでしょうか?
夫の仕事を手伝った、家業の手伝いをしたなどの事実は具体性があっていいと思います。ボランティア活動の一環として事務処理を行ったなどといった、応募職種と直接関連しなくても問題ありませんので、仕事の勘が衰えていないことをどんどんアピールすべきです。
自己啓発をアピールするだけで40代女性の転職は好転
前述したような仕事に就いていなかった方は、再就職に向けて自己啓発してきた事実を伝えるだけでも合否は大きく変わってきます。
再就職では、原則として直近の職務経験と関連する企業を選択肢に入れるべきです。せっかく再就職するのだけから以前からやりたかった仕事に就きたいと考え、経験のない職種を希望する40代の中高年が多いのですが、ブランク期間があり、さらに未経験であれば、再就職は厳しいものとなるでしょう。
40代からの再就職は、転職と何ら変わらず、スペシャリストとしての能力が求められます。特に中高年は、やりたいことだけを優先するのではなく、これまでの職務経歴を強みとして能力が発揮できる仕事でやりがいを見出していくべきなのです。
生活のために仕事に就ければいいという短期的な考えではなく、5年後、10年後のキャリアプランを描いてみてはいかがでしょうか?輝いているあなたが見えますか?会社で存在価値を十分に発揮していますか?
行き当たりばったりの再就職をすると、また一から転職を考えなければなりません。仕事を再びできることに期待しながら、是非にとも入社後の輝くあなたをイメージしながら再就職活動をおこなってくださいね。