転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。
40代からの転職活動において、自分が想像していたよりも求人が少ないと感じて困った経験はありませんか?
私は転職サイトに登録するやいなや、複数の人材紹介会社からのプライベートオファーが入ってきて、
40代の転職なんて楽勝だな!
って思いました。
思ったのは一瞬で、人材紹介会社に登録をしたものの、求人を紹介してもらえない日々、お祈りメールが届く日々が続き、本当に落ち込みました。
田中さんや高田さんの事例のように、40代からの転職活動において失敗して悩むポイントはおおむね次の4つに集約されます。
【 4つの課題 】
1.40代で応募できる求人がそもそも存在しない
2.応募書類が面接に結びつかない
3.面接に呼ばれても、内定が取れない
4.内定が出ても、転職に踏み切れない
これらの問題点に対する解決策は、それぞれが互いに密接な関係をもっているためどれか一つを実践したからと言って、内定にたどり着けるわけではありません。
解決策の全体を一通り目を通し、それぞれの解決策で何をやるべきか理解したうえで
自身の転職活動を見直し、不足している行動を補っていくことが重要です。
以下に問題点に対する解決策(要約)を示していきます。
40代で応募できる求人がそもそも存在しない
「 応募先がない 」という悩みには実は二つの要素から構成されています。
「 実は十二分にある求人情報を探せていないだけ 」
「 企業が必要としている人材は求人情報として表に現れる部分だけではない 」
ことです。
40代で応募できる求人は十二分に存在する
「 実は十二分にある求人情報を探せていないだけ 」
まずは、本当はある求人情報を見つけれれていない可能性です。
ほとんどといっていい人が、応募しなければならない求人情報源を見落としています。
実際やっているつもりでも、求人サイトと人材紹介会社だけというように1つか2つの情報源を頼りにして、広く情報を収集していないことがほとんどです。
また多くの情報源を知っていても調べるタイミングがまちまちでは、やはり大切な情報を見逃す可能性も出てきます。
求人情報は言うなれば
生もの
です。長くて1週間で消えてなくなると考えなければなりません。
いつ、どの情報源から求人を探し出し、どれだけ応募するのかというスケジュールとノルマを立てて実行しなければ意味がありません。
そのため
「 緻密な情報収集 」
「 情報収集の多様化 」
の2つのアプローチが必要なのです。
「 企業が必要としている人材は求人情報として表に現れる部分だけではない 」
40代が転職で失敗しないためには、 「 潜在求人 」に応募するのが鉄板だ!!なんて言葉を聞いたことはありませんか?
これは表に現れる求人情報だけが企業の人材ニーズではないという事実に目を向ける必要があります。
これはつまり、人材紹介会社や転職エージェントがいうところの
「 非公開求人 」
とはニュアンスが異なります。
求人情報の裏には、その企業の本当の人材ニーズが隠れているということなのです。
経営陣の本音としては、マネージャー職として働いてくれる経験豊富なベテランを必要としているのに、いざ求人の段階になると予算の都合上、コストが低い20代・30代の若年層に向けた応募にならざるを得ないことも多々あるのです。
40代からの転職が失敗に終わる前に、正しい戦略と方法を学んでみませんか?
40代が狙うべきポストは、もちろん管理職です。
え?管理職をやった経験がない?
私も管理職の経験はありませんでしたが、どんどん管理職での求人に応募して、次々と管理職での内定を勝ち取りましたよ。