転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。
40代になったとしても、定年までは相当数の年月が残っており、同じ企業に骨をうずめるのでは無く、転職を決意する人も少なくはないのでしょうか?。
一般的な見方をすれば、40代の転職は厳しいものがあり、20代での転職に比べると失敗して絶望してしまう人も相当数いらっしゃるのも事実です。
そこで、今回も40代からの転職が失敗して絶望してしまうケースについて紹介します。
40代から転職が厳しいのはまぎれもない事実です。
中高年よりも若い人のほうが、適応力があって仕事を覚えるのが早いし、下手にプライドを持っている割合も少ない為、特別な理由がない限りはなかなか好んで40代を採用するという企業は多くありません。
実際、平均応募社数で言うと20代が30社、40代で50社程度と20社近く差がありますし、転職活動期間は20代で3ヶ月以内の人が90%、40代で60%となっています。
そのデータから見ても明らかに20代、30代のほうが転職しやすいといえるでしょう。
ただ、勘違いしてほしくないのは、40代からの転職で失敗して絶望してしまう理由は年齢のせいではないということです。
失敗を年齢のせいにする40代は転職に失敗する
40代での転職事情が厳しいのは事実なのですが、それは単に年齢が高いからということが問題なわけではなく、それ以外の問題による場合が非常に多いのです。
ただ、多くの人は仕事が見つからない、転職できないことを全て年齢のせいにし、本来改善することができるものを変えようともせずに、妥協してしまったり、転職活動自体を辞めてしまう人がかなり多いのも紛れもない事実です。
当然のことながら、それでは転職活動が失敗に終わって、その先には絶望が待っています。
40代からの転職においては、とにかく即戦力であることが求められ、企業が求めているスキルに見合ったスキルをその転職活動時点で備えていなくてはなりません。
40代は即戦力でなければ転職先で失敗する
40代は入社してから勉強します、頑張りますは一切通用しないのです。
一般的に、管理職を求めているならば専門知識+マネジメント経験、それ相応の経験があることが必要ですし、特定の経験、スキルを求められているならば、その求められているものと同じものを高いレベルで持っていなくてはならないし、実績も必要になってきます。
未経験としての転職もできないわけではありませんが、その時は待遇面で妥協する必要も出てきてしまいます。
上述したように、年齢のせいばかりにするのは絶対にダメなのです。
厳しいのは事実ですが、変えることができないことに嘆いてみても意味のないことでしょう。
仕事の探し方、選び方が間違っているのではないか、書類選考の書き方に問題があるのではないか、面接での答え方が悪いのではないかなど、お祈りメールを受ける度に反省し改善していく必要があります。
特に、人材紹介会社アドバイザーなどからアドバイスを貰うことができる人ならまだしも、自分ひとりで転職活動を進めているとミスがあっても気づくことができずに、間違ったまま転職活動を進めることになってしまいます。