転職支援をしている斎藤です。
人を突き動かすのは、何よりも「 共感 」と「 感動 」です。
自分のビジネスマン人生を振り返ってみて、苦しいところを切り抜けたことや、困難なプロジェクトに挑戦して何とか良い結果を出せたという経験はありませんか?
40代の転職者は困難を乗り越えた経験をアピールするとうまくいく
私自身、転職回数が多いにもかかわらず中小企業で採用され続ける秘訣がこの共感です。苦しいところを切り抜けた経験や、困難なプロジェクトには進んで参加した経験を買われるケースが多いと実感しました。
私のところへ相談に来られるほとんどの方は「 私にはそのような経験はない 」と断言されるのですが、キャリアの棚卸をする上で、よくよく話を聞いていくと
全くないと言っていた方ほど、必ず「 燃えた経験 」「 チーム一丸となってプロジェクトを成功させた経験 」をお持ちなのです。
本人が全く気付いていないことに、気づいてあげらるのもコンサルとしての喜びだと感じています。
何があっても仕事を遂行する自信がある
こんなフレーズで自己PR文をまとめるとどうでしょう?
それを読んだ担当者は少なくとも、実際のあなたがどうであれ、会ってみたいと思うにちがいないと思いませんか?
40代中高年は応募書類で強調した内容を面接でも熱くアピールする
さらに、面接時に、実際に本人からその経験を熱く語られたら
「 ぜひその経験を当社で生かしてほしい 」と思うのは当然と思いませんか?
自己PR文で「 この人と会ってみたい 」とか「 この人と実際に話がしてみたい 」と思わせることができたら成功なのです。
自己PR文は、自分の経験やスキルの自慢話で終わってはいけません。
「 相手の何を解決できるのか? 」
「 私を採用した場合に、御社が受ける恩恵はなにか? 」
が基本的なコンセプトです。
たとえば、採用側の課題が間接部門のコストダウンであれば
「 私は御社の間接部門のコストを10%下げる自信があります。それは私のこれまでの経験から、どういう実体験をしてきたらかです 」というようなストーリー仕立てにするのがキモです。
実体験に基づいたストーリーだけが相手の心を動かします。
ストーリーは応募先の状況によっても変わってきますので、企業研究は必須となってきます。
また自己PR文には、入社後のイメージを挿入することを忘れないでください。
これは実際に採用側のメリットを将来的に実現している自分の姿を描くのです。
たとえば
「 貴社に採用されたあかつきには、私は間接部門のコストを10%下げることにより、貴社に貢献できる自身がある 」
というフレーズがお勧めです。
その後に、必ず「 面接要求 」を入れるのです。
たとえば
「 まずは面接をしていただき、私のPRポイントの真偽を直接確かめていただきたいと考えています 」という表現がよいのではないでしょうか?