40代からの転職に失敗しないための転職術

40代が転職に失敗する典型的な特徴を教えます。転職が失敗して絶望している中高年の多くが、転職市場の背景を学ばずに行動を開始してしまっています。人材紹介会社に断られないためには?ハローワークの有効な活用法とは?40代の履歴書はどのように書けばよいのか?自己PRできるネタがない場合はどうすればよいのか?等具体的に説明しています。

40代の転職では応募書類に興味を持ってもらわなければ絶望的

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転職支援をしている総務人事歴12年の斉藤です。

 

前回に引き続き、40代からの転職における応募書類の注意点について述べていきます。

 

40代の転職で応募書類の誤字脱字は致命的

40代からの転職者が、履歴書を書く際には、誤字・脱字・記載する年月には十分に注意してください。
職務経験が長くなってくると、どうしても月日が経過している入社時期を誤って記載する方が多いのですが、それでは採用担当者への信頼を損ねてしまう恐れがあります。
万が一、提出してから間違いに気づいた場合は、速やかに採用担当者に申し出るのがベストです。

 

学歴・職務経歴欄の学歴は、最終学歴の一個前の学歴から記載すれば十分です。大卒であれば高校入学から記載します。
転職歴が多く職務履歴にスペースが必要な場合は、最終学歴だけでも問題はありません。
職務履歴については、別途職務経歴書に詳細を記載するため、履歴書には簡潔に勤務した会社名・入退社の時期・所属等を記載します。

 

関係のないものを資格欄に記載する40代転職者も絶望的

資格欄には、応募職種にあまり関係のない資格は十分に検討したうえで、記載するのが良いと考えます。関連しない資格が記載されていると、実は違う職種をきぼうしているのではないかと疑われてしまいます。
職種に関係のない、語学関係の資格であれば、話題作りのため記載しておくのも手だと考えています。

 

資格は2級から記載すべきだと指導しているコンサルが多いのですが、私は在職中に中国語検定3級を取得した旨を記載してきました。
面接に進んだ際は、必ずと言っていいほど何故取得するに至ったのか?疑問に思った採用担当者が多かったと思います。

 

馬鹿正直に健康状態を記載する40代転職者も絶望的

健康状態欄に、馬鹿正直に言わなくてもよいことを記載して書類選考を通過できない40代転職者が少なからずいらっしゃいますが、過去に病気をした方でも、現在完治していて、業務に支障をきたさないのであれば、良好ですで問題ありません。

 

 

希望給与を記載する40代の転職者も絶望的

本人希望欄にも希望給与などを記載してしまい書類選考を通過できない40代転職者がいらっしゃいますが、希望給与を記載する際は、慎重に検討するべきです。
募集要項に提示されている給与で問題がないのであれば、履歴書には記載せず、面接や内定後に交渉すべきなのです。

 

在職中の40代転職者の方で、入社時期について配慮して欲しい場合には、現在、在職中のため11月1日から入社できますと記載するのが良いでしょう。

 

以上のように、履歴書に記載されている内容から、採用担当者は自社でも求めている人材と合致するかどうかを考えます。この時点で興味がないと判断されてしまえば、次の職務経歴書は真剣に読んでもらえない可能性があり得ます。履歴書は、立派な採否の判断材料になる正式文書だと認識して作成するべきなのです。