転職支援をしている総務人事歴12年の斎藤です。
順調に求人情報を手に入れていけていますか?
11月、12月は求職活動が一段落する閑散期ですが、私はこの閑散期もライバル不在で転職できる好機だと指導しています。
求人数は9月、10月に比べぐっと少なくなりますが、ライバルも一気に減りますよ。
今回はコネ・縁故以上に破壊力のあるリスト応募について説明していきます。
40代の転職でリスト応募は相当な破壊力がある
この方法はご察しの通り、大企業には通用しませんが、従業員数100名以下の中小企業には絶大な威力を発揮します。
コンサルティングをする中で、転職サイトやハローワークなどの公的機関で得た情報、新聞・チラシ・駅の転職情報誌で得た情報、コネ・縁故で得た情報を元に直接応募しても、人材紹介会社経由での間接応募をしても全く内定がもらえませんでしたという方が一定数おられます。
非常に残念なことなのですが、求人情報は生ものでかつ、たまたま他の求職者の実力が平均以上に高かったりすると、連続してお見送りになるという運命的な要素も絡み合っています。
そこで、私が最後の手段としてお伝えしているのが
リスト応募という、いわゆる企業年鑑や地元の企業一覧を元に、興味のある企業・工場・オフィスなどの電話番号と住所を調べて電話をかけるか、アポを取って直接訪問して、自分が求めているような職種の求人があるかどうか確認したうえで、直接応募をかけていく方法です。
他のコンサルの方から、そんな非常識な方法はNGですよとお叱りを受けたことがあります。
しかし、私の経験上、インターネットを介した転職サイトや人材紹介会社経由の間接応募で内定を勝ち取る割合に比べ、4倍以上の成功率があります。
40代の転職では採用担当者に履歴書類を届けることが重要
私自身、40代からの転職活動において、この方法を試した経験があるのですが、20社直接リスト応募して、完全に無視されたのは1社のみで、残り5社は「 話しだけは 」と面談をしていただけ、残り16社は「 募集は行っていません 」と門前払いを受けました。
「 話しだけは 」と面談を受けてくれた地元の企業様では
「 応募はしていないが、予算があれば採用したい 」
「 採用を始めようと思っていた矢先、あなたから電話が来たが、残念ながら募集職種が違う 」
などと本音で語ってくれたのが印象的でした。
残念なことに内定には至りませんでしたが、面談を受けてくださったことに今でも感謝しています。
この経験から、リスト応募は潜在求人に直接働きかける破壊力を併せ持っているため、非常に有効な手段であると同時に、企業の様々なデータを集めるのに苦労するのが難点です。
40代からの転職活動において、狙いを絞ってアプローチをかけるほうが、求人の有無に関係なく履歴書をゲリラ戦法で送るよりも、仕事を見つけられる可能性はおおよそ10倍というデータさえ存在するのです。